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ワーママデザイナーが子育てで作ったものを公開中

【妊娠高血圧症候群】32週の早産で極低出生体重児を出産したこと

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こんにちは!

おうちに飾れる知育アイテム作りを目指しているデザイナーのkotoritamagoです。

 

いつか子供にも話せるように残しておきたいなと思い、妊娠高血圧症候群で極低出生体重児を出産したときのことを。

現在妊娠高血圧症候群や、切迫早産など妊娠トラブルで入院・早産して悩んでいる方の参考になればうれしいです。

 

 妊娠高血圧症候群とは

 

妊婦さん約20人に1人の割合で起こります。早発型と呼ばれる妊娠34週未満で発症した場合、重症化しやすく注意が必要です。重症になるとお母さんには血圧上昇、蛋白尿に加えてけいれん発作(子癇)、脳出血、肝臓や腎臓の機能障害、肝機能障害に溶血と血小板減少を伴うHELLP症候群などを引き起こすことがあります。

また赤ちゃんの発育が悪くなったり(胎児発育不全)、胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなり(常位胎盤早期剥離)、赤ちゃんの状態が悪くなり(胎児機能不全)、場合によっては赤ちゃんが亡くなってしまう(胎児死亡)ことがあるなど、妊娠高血圧症候群ではお母さんと赤ちゃん共に大変危険な状態となることがあります。

引用元:公益社団法人日本産婦人科学会http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=6

 

 妊娠中、耳にしたことはあるけど、妊娠前は血圧が特に高いということはなかったので、「自分がなるわけはない」という風に思っていました。

いたって普通の妊婦だった妊娠初期~中期

長女の妊娠が判明したのが2012年6月のこと。

不妊治療での妊娠、という以外は特に普通の妊婦さんと代わりなく、初期の検査なども問題なく、妊娠前と変わらず満員電車に揺られて通勤をし、マタニティライフをたのしんでいました。

この頃、産まれたらゆっくりご飯を食べに行ったりできないよ!と色んな方に言われていましたが、いやいや…と産後のことはどうにかなるさくらいで実感がまるでありませんでした。

 

予定日が年明け2月末だったため、ちょうど冬休み前が少し早いけどタイミングがよかったので、そこで産休を取る予定でいました。

 

妊娠8ヶ月、29wごろから違和感

今まで元気にお腹の中で動いていた子が、日に日に胎動が少なくなっている気がしていました。

心配になって色々ネットで検索してみたところ、妊娠後期に入るとお腹が大きくなってきて胎動を感じにくくなるという情報で自分を納得させていたところもあったと思います。

 

産休前の検診で、胎動が少ない旨を主治医の先生に伝えたところ、エコーでも問題ないし、通常はもっと妊娠後期に行うらしいのですが、特別にNSTノンストレステスト)というお腹につけて赤ちゃんの様子を見る機械でみてもらいましたが特に問題ないとのことでした。

ついでに、赤ちゃんが小さかったのと私の体重があまり増えていなかったので、沢山食べなさいとアドバイスをもらい、その日は終了。アドバイス通り帰りは夫と焼肉を食べました…

 

年末に入るから心配ということを伝えると、休診日でしたが、年末もう一度見てあげるからといわれ、そこでも問題なしということだったのでそのまま産休と冬休みに突入しました。

でもまだ胎動は少ないまま。

年末最後の検診の血圧は上133・下83。

妊娠高血圧症候群の基準は上140・下90なので、少し高めだけど後期に入ってくるからかなと思いこんでいました。

 

今考えると、胎動が少ない気がするのも、血圧が少し高い気がするのも気づいていたのに、なんでもないはずと自分を納得させていたんですね。

 

検診で血圧が上145・下86でそのまま入院

年明けすぐに検診にいくと、最初の血圧測定で上145・下86で、高血圧を指摘されました。

ここでもエコー・NSTノンストレステスト)しましたが赤ちゃんには異常なし。

しかし尿たんぱくも出ていたため、妊娠高血圧症候群の診断が下り、検診に来ただけなのにそのまま即刻入院になってしまいました。

何も用意してなかったので、夫に着替えなどもってきてもらったりとバタバタ。

 

その後、NSTを暫くつけてベッドで横になっていたのですが、警報が鳴り始め、看護師さんが駆けつけてくれました。

この警報が鳴ったらすぐにナースコールして下さい!

と言われ…。

赤ちゃんの心拍が下がってるとのこと。

検診の時のNSTはたぶん20分もやってないんですが、入院してずっとつけっぱなしになっていてようやく赤ちゃんの異常が判明しました。

私の血圧も相変わらず上150前後で下がらず、赤ちゃんも正産期(37週以降)ではないため、かかりつけの病院に入院してわずか4時間ほどで大きな病院に転院が決まりました。

 

救急車で転院先の病院へ移動して緊急帝王切開

車で30分のところにNICUのある、周産期母子医療センターに指定されている病院があり、呼んでもらった救急車に乗って移動しました。

救急車に乗ったのは今のところ人生でこの一回だけ。

 

NICUとは

低出生体重児や病気を持った新生児を集中的に治療・ケアする部門。英語では「Neonatal Intensive Care Unit」でNICUと略されます。新生児科医が担当しており、赤ちゃんは保育器の中で24時間態勢でケアされます。NICUを備えた病院はそう多いわけではなく、ベッド数にも限りがあります。また地域によって施設数にバラツキがあります。分娩後、赤ちゃんだけがNICUに搬送されることもあります。多胎妊娠など赤ちゃんが小さく生まれる可能性の高いときなどはNICUを備えた病院または搬送システムが整った病院を選ぶことが重要です。

引用元:赤ちゃん&子育てインフォ

https://www.mcfh.or.jp/jouhou/yougo/nicu_full.html

私の血圧は救急車の中で上は180まで上昇!

はじめての救急車に緊張したのもあるのか、血圧がどんどん上昇していきます。 救急車の中から外は見えないので、自分がどこにいるのかわからないまま、転院先に到着後、MFICUという母子胎児集中治療室へ担ぎ込まれ、24時間完全管理体制の状態になりました。

  • 私の血圧が上昇していて母体が危険
  • 胎児心拍が落ちることがある(ずっとではない)
  • 血圧が高いので、へその緒からあかちゃんに栄養が行かずおなかの中でこれ以上成長できない、子宮内胎児発育不全という状態

ということがわかり、妊娠を終了=帝王切開で出産させて、赤ちゃんはNICUに入院にしましょうと説明がありました。

お腹の子はまだ32週。翌日は33週とはいえこの時点での出産は早産となりリスクが伴います。

未熟児網膜症といって目の網膜が完成していないので目が見えにくい・失明の恐れ

肺が完成するのは34週。自発呼吸ができずチアノーゼ等を起こす

脳出血・後遺症のリスク

など、まだすべての臓器が完全に出来上がっていないので、色々な症状が出る恐れがあることを説明されましたが、このままでは母子ともに危険なので、帝王切開で出産の選択肢しかありません。 

 

そのまま手術の準備が始まり、手術着に着替えたり、麻酔を入れられたり、その辺の記憶はぼんやりとしか覚えてないけど、産まれた瞬間はしっかり覚えています。

帝王切開だけど麻酔は下半身しか入っていないので、切っているのはわからなかったけど、産まれるときにおなかを押されるのは分かりました。

 

産まれた瞬間、

オギャー!と泣いたので、 まだ肺が出来てないかもっていってたけど、ちゃんと泣いてるー良かった!と一番に思いました。

 

通常分娩だったらそのままお母さんに顔を見せてくれたりするんですが、今回は小さすぎたためそんな余裕もなく、銀のトレーに乗せられて、NICUへ連れて行かれ、ほとんど見ることが出来ませんでした。

しかしついてくれていた看護師さんが、その一瞬メガネを私の目の前に持ってくれたので、銀のトレーに置かれた子を一瞬見ることができました!

その時に目が合った感じがしたことが忘れられません。

目が悪いので裸眼だとほぼ見えないんですが、看護師さんが機転を効かせてくれて嬉しかったです。

 

その後手術室からどうやって戻ったのか全く覚えていなくて、気づいたら病院の個室に戻っていました。 保育器に入った長女の写真を看護師さんが撮ってくれて、枕元に飾ってくれていました。

 

私がぼんやりしている間、夫は保育器に入った1104gの赤ちゃんをみて、これは、やばいな…と色々なことを覚悟したようです。 正産期で産まれる赤ちゃんはおよそ3000g前後、小さくても2500gくらいですが、それの半分以下…ティッシュペーパーの箱より少し大きいくらいの鳥の赤ちゃんみたいだったと言ってます。 さらに32週のおなかの赤ちゃんはだいたい1400~2000g なのに、1104gしかないので手足もガリガリの状態です。

 

翌日NICUで長女と初対面

朝方になると帝王切開の傷が傷んでくるので、痛み止めを処方してもらったり、尿に管が入っていたりと満身創痍。

翌朝は痛みの中自力でトイレに行けるように訓練したり、結構早い段階で歩く練習を少しずつしていました。

お昼ごろに出生届など一通り手続きを終えた夫と義父母が到着。

そこで看護師さんが赤ちゃんに会いに行ってみましょうかと言ってくれたので、緊張しながらNICU車いすで行きました。

 

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 ↑初めて会った時はこんなに小さかったです。

 

最初に会った感想は、小さい小さいと言われていたものの、本当に小さくて、やせっぽちの赤ちゃん。全身モニターをつけられ、自分でミルクをのむ力もないので、胃に直接管を通されていて、かわいいという出産の感動よりも罪悪感の方が大きかったです。

 

そこでNICUの娘の担当医の先生から説明を受けました。

脳波、眼球など今のところ検査した項目については異常はないこと

人工呼吸器をつけているが呼吸も安定している

なによりとても元気!

 

 罪悪感にかられながらも、担当のお医者さんからそう言っていただけて、とりあえず一つの大きな山は越えられた!という思いでした。

 

1104gという極低出生体重児として産まれ、このあとしばらく本当の予定日だった2月末までここに入院することになった長女。

 

ちなみに、出生時体重が2500g未満の赤ちゃんは以下のように分類されるそうです。

 

2500g未満…低出生体重児

1500g未満…極低出生体重児

1000g未満…超低出生体重児

 

私はというと、入院中は産後うつなのか毎日泣いていて、退院後は毎日3時間おきに搾乳して冷凍し、毎日病院に届けるという産休を送ることになりますが、長くなるので続きはまた後日書くことにします。

 

妊娠高血圧症候群にならないためには

この病気になりやすい人としては

もともと糖尿病、高血圧、腎臓の病気などを持っている、肥満、母体の年齢が高い(40歳以上)、家族に高血圧の人がいる、双子などの多胎妊娠、初めてのお産(初産婦)、以前に妊娠高血圧症候群になったことがある妊婦さんは妊娠高血圧症候群になるリスクが上がるので注意してください。

引用元:公益社団法人日本産科婦人科学会http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=6

この中では

  • 家族に高血圧の人がいる(実母)
  • 初めてのお産

くらいしか思い当たる節がありませんでした。

 

ちなみに、次女も同じ症状で出産になっています。

2回目の妊娠中は、塩分も糖分にも気を付け、さらに産休も7か月の時点で早めにもらい安静に生活をしていましたが、34週で高血圧を発症→帝王切開で出産しているし、その時に3人目も出産するんだったら、おそらくまた同じ症状になる、と言われました。

 

原因がいまだ解明されていない病気ですが、現代の医療の技術に感謝しています。

現代でなかったら、母子ともに助かっていないです。

 

また改めて書きたいと思いますが、こんな感じで産まれた長女も現在は小学2年生となり、体は小さいけど健康体で生活していますので、悩まれている方の参考になればうれしいです。

 

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